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あの顔、この人

 昨年の暮れから新年にかけ、店の客をデジカメに収めた。ブログへの掲載については、すべて許可をいただいたものばかりだ。もちろん、来客のすべてではない。店は(特に飲み屋とか酒場)、規模が小さければ小さいほど、その雰囲気を客がつくるという傾向がある。まさに私の店を彩ってくれる客たちだ。その都度、ストーリー付きで紹介したい人たちばかりだが、こまめなブログの更新ができないまま、ちょっとたまってしまった。

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 中央のワイルドな風貌の青年は、かつて私のこのブログに登場している。
 ちょうど1年前、2010年1月11日「出会いさまざま」のなかで紹介した。
 新潟アルビレックスのチケットをもらい、たまたま隣に坐っていた女性とサッカー観戦に行き結ばれたというエピソードの、あのカップルの農業青年がこのNiiizumiさんなのだ。
 この日、保育園の「こどもつながり忘年会」をしていた3組のファミリーが、夫婦の出会いの話になったとき、出会いは「夭夭亭」というカップルが偶然2組いたという。意気投合した男たちは、おくさんとこどもたちを温泉のホテルにおいて来てくれた。この日は定休日だったが、自然保護運動の仲間たちとの忘年会で店は臨時開店していた。
 左の男性が、そのもう一組のIchiokaさんだ。
 Ichiokaさんの場合も「それは吹雪に荒れる真冬の夜のことだった・・・」と語りはじめると、ちょっとしたラブストーリーのワンシーンーのようだが、舞台は私の店と冬の駅だ。いずれ、このブログに登場させたいと思う。Ichiokaさんには結婚披露宴にも招待された。席次表に「恩師」と肩書きがあって驚いたが、スピーチを求められ、「恩師」の肩書きについての説明と、新郎新婦の馴れ初めを語ることになってしまった。昨年、奥さんが女友達と来店されたが、しばらく誰なのか分からなかった。それほど、きれいになっていた。

 サッカー観戦がきっかけでゴールインしたNiiizumiさんは、この日しきりに「あれは自分のオウンゴールだった」と言っていた。どういう意味なんだろう?
 実はこの日の前日、そのチケットをもたらしてキューピッドになったKayoさんが、恒例のパーティーで来店していたのだ。
 もし、Kayoさんと会っていたら、Niiizumiさんよ、ワインの1本ぐらいではすまなかったかもしれないぞ!

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 左からMaya,Noriko ,Sachikoの女子3人である。Noriko さんとは初対面だが、MayaとSachiko(私は旧姓Murataで呼んでいる)は私の店に、ひとつの時代をつくった人たちである。2人は結婚しているが、Rumikoさんの場合は聞き漏らした。
 3人ともいうところの「アラフォー」だ。Mayaは画家志望だった父親を連れてきたこともある、お父さん大好きの娘だ。その父親は穏やかで、この地方ではめずらしいタイプの人だ。話していて時が止まる。元気だろうか。Mayaに、これも聞き漏らした。
 Murataはピアノ教師。教師の妻となっても自宅で教室を続けている。「マスオさん」状態で、温厚な夫と共に、目下のところ幸せ一杯といったところか。ノッポの彼と甘え上手でおチビさんの彼女。昔そんなコミックがあったな。「ちっちゃな恋人」(?)っていったかな。
 この女子たちとの会話が知的で大人で、ある種の問題提起を(私にとって)含んでいて、かなり面白い。多様な分野で、Mayaの説得力のある言葉は、ほとんどカリスマ的だ。この夜(朝)午前4時。私は椅子に腰掛けたまま眠っていた。


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 向かって右から、女学生、姐御、かにぞう、みやじい。昨年暮れの画像もあるが、これは新年明けてからのもの。「アケオメ・コトヨロ」の元新潟大学教授の丸山先生、この姐御が先生の教え子だそうです。元気でやっております。
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 2枚目。失恋したばかりだという「みやじい」の右は、暮れにテキーラを飲みすぎて店の床で眠ってしまった人。全員が同じ職場の同僚たちで、かにぞうを除いて、男たちはただいま「合コン」待機中。写真にはいないが、もう1人仲間の男がいた。性差、年齢差を超えて、快活に言いたい事を言い合う感じのいい集団だ。一緒に「森」を守り育てましょう。


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 今年の箱根駅伝は早稲田の優勝だったが、左端は昭和62年の箱根駅伝で、大東文化大学の選手として第9区を走ったObaさんだ。現在も毎年の100キロマラソン出場など、走ることを続けている。中央はAzusaちゃん。もっと若いと思っていたのに、26歳だとこの日知った。右はAzusaちゃんが働いている市内の居酒屋『我家(がや)』のマスターSomaさん。3人は1月16日、宮古島の50キロマラソンに行く。走るのは箱根OBのObaさんとこの夜はいなかったがChikaちゃんで、AzusaちゃんとSomaマスターはサポーターだろう。ちがうかな?

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 村上総合病院の忘年会の流れ組ご一行。院長、事務長、泌尿器科の医師などなど。外科のベテランである院長とは長い付き合い。彼はトライアスロンやマラソンなど、スポーツマンでもある。テーブルに彼のキープボトルがあるが、わかるかな。シーバスリーガルの瓶に白のサインペンであれこれと書いてある。このボトルの紹介は後日。
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 11月の「若女将の会」のひとり、料亭『能登新』の女将Yukikoさん(左)の職場つながりの友人Rumikoさん(中央)とShizukaさん。これも女子会。この後、Yukiko女将はカウンターの中に入り、友人たちはカウンターの客と交流。女子3人に店をジャックされた一夜だった。

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  新年早々のワンシーンである。
 かつて3年連続で「ミス村上高校」に輝いたという実績の保持者であるAkoさん。手を回して引き寄せているのは私だが、Akoさんとは30年前に舞台で共演している。モダンバレエ教室に通っていたAkoさんと、アマチュア劇団を立ち上げたばかりの私たち仲間が、教室の記念公演でコラボレーションをしたのだ。演目は手塚治虫の「火の鳥・鳳凰編」。片目片腕の和泉の我王が私の役だったが、当時はAkoさんを知るよしもなかった。なにしろ30年前だ。私のことは「怖かった」らしい。
 Aakoさんは詩人でもある。時々、新聞の文芸欄に彼女の詩が選ばれて掲載される。
 この夜は、兄と弟の3人での来店であった。あの兄弟に挟まれて育ったAkoさん、外見の美しさの奥に、とてつもない強靭さを持っているのだろうと思う。よく耐えて(?)いるねAkoさん(笑)。
 兄と弟はこのブログにたびたび登場していただいている長年の常連さんだ。兄弟(姉妹)、夫婦、親子など、ファミリーで来ていただくと、ちょっと違った意味で私は嬉しい。 
 

by yoyotei | 2011-01-08 20:24  

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