こうして人は・・・
<楽しく歩く>が「静岡山酔会」のモットーだと、いただいた会の名刺にはある。確かにYoshikawaさん(左)とMatsunagaさん(右)の会話や、二人が醸し出す雰囲気は、そのモットーそのものなのだ。しかし、登山歴30年で、アルプスやヒマラヤなど、国内外の登山遍歴の数々は積み上げて山となっている。テント宿泊をしながら、今回1週間ほどの休暇で、三つ四つの山に登るのだという。「山屋(やまや)」という呼称を教わるなど、はじめての飛び込み来店だったが、話が盛り上がった。
それにしても、好きなことをやり続けると、人はこういう顔になる。特に男は少年の顔になる。本来、男は生活のために生きる動物ではないのではないかと、自分も含めて思ってしまう。Yoshikawaさんは現在失業中だと聞いた。ウーム達人なのだ!
Emikoさんの葬儀(「童女昇天」)が終わって翌々日の食事会。妻に先立たれたKatsura先生は酒も飲まず、最後まで口数が少なかった。古今東西、万巻の書物に埋もれ、すべてに達観した仙人のような人も、長年連れ添った妻の死を受容するのは容易でないと見受けられる。「私が9歳も年上なのに、どうして・・・」と、いまだ嘆きが収束する気配はない。人間の真実の姿を見るおもいだ。
昨日からヘルパーさんが来た。窓越しに言葉を交わした。いい人のようだ。
Shinji.Kikkawa&Miki夫妻である。夫婦二人三脚で町おこしをすすめている。Emiko&Katsura夫妻が仲人だった二人には、このたびの葬儀の受付をお願いした。
この夜はMikiさんの4冊目の著書が上梓されたというので記念(?)の来店。著書については詳しく聞かなかったが、Mikiさんのような才色兼備の人を見ると、なにか欠点はないものかとそれとなく探す。おのれの浅ましさには辟易するが、立居振る舞いにしてから欠点が見あたらない。
そのMikiさんが結婚前に「男を選ぶ50の条件」に照らして、すべて合格したのがShinjiさんというから、こちらとしては言葉を失って黙るしかない。
9月15日から10月15日まで、二人も一緒になって運営する「村上町屋の屏風まつり」が開催される。参加店67軒が、伝えられてきた屏風を各家々に展示して見学者をもてなす。
客待ちの店で手すさびに絵筆をとる。客は増えないが絵の人物は増えていく。ここ数日で美人が一人増えた。おおそうだ!美人をいっぱい描いて客引きにしようか。「モナリザ」の例だってあることだし・・・。さっそくキャンバスを買いに行こう。夭夭亭が「美人の館」になるかも・・・。
by yoyotei | 2011-09-10 23:15