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さかなまつりがやってくる!

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 今年初めての釣りの獲物だ。私ごときに釣られるとは不運なヤツと、哀れみながらも「よく釣れてくれた」と頭をなでてやった。ソイという魚で、岩礁地帯やテトラポットなどの隙間にひそんでいる。大きな口でエサに食いつくとグイッと引き込む。生命力が強く、家に持ち帰っても生きている。
 私の父方の祖母はシジミやアサリなど、生きた貝を火にかけるときには、きまって「ナムアミダブツ、南無阿弥陀仏」と唱えていた。私は「すまんな」と心のうちでつぶやきながら、生きているソイの頭の付け根にざくっと包丁を入れた。
 よく日も、同じ場所で20センチをこえる大物を筆頭に3匹を釣った。わずか30分の釣果だった。帰宅してからその獲物をクーラーボックスごと海に忘れてきたことに気づいた。引き返したがなくなっていた。エサを忘れて釣り場に行ったこともある。数日前のことだ。ぼんやりの自分に嫌気がさす。
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 カラスが胡桃(くるみ)を咥えて高く飛び上がり、空中から地上に落とす。アスファルトやコンクリートの硬い地表でなくてはならない。何度か繰り返すうちに硬い胡桃が割れる。道路において車に轢かせるカラスもいる。中身がエサになるのだ。何度もカメラにおさめたいと思ったがうまくいかない。このカラスも地上に落とした胡桃をついばんでいたが、まだ割れていなかったのだろう。再び咥えて飛び去った。
 南太平洋に浮かぶニューカレドニア島に生息するカラスが、巧みな知恵を持っていることが研究者によって明らかにされている。葉を切り取って虫を捕まえる道具をつくったり、細長いガラス瓶の浅いところにまで入れた水の上に浮かべたエサを取るのに、水の中に石を落として水面を上昇させたり・・・。それも、小さいものよりも大きい石が効果的で、水に浮くような軽いものでは駄目だということも知っているという。(オンライン科学誌『プロス・ワン』)
 カラスの知恵にも驚嘆するが、それほどにエサがないのだろうか。生ごみを食い散らかしたりして迷惑がられていることも確かだが・・・。
「ごんべが種まきゃカラスがほじくる」では、ごんべさんでなくても憎いカラスということになるが、「かわいい七つの子がある」カラスでもある。

 Yamaちゃんが準備をしてくれて、今年も「さかなまつり」参加の案内ができあがった。旧山北町の寝屋漁港を会場に漁師のみなさんが中心になって開催される、いわば「お魚バンザイ」のイベントだ。夭夭亭に集う人たちをメインに初回から欠かさず参加している。我が家では盆・正月と同じように娘夫婦や孫たちが集まる年次行事になっている。
 寝屋漁港でのブラスバンド演奏や歌謡ショー、魚の競り売りや販売、船上での漁師料理など、楽しいイベントに参加した後は、野方海岸での野外宴会。恒例の初夏一大イベントだ。
○日時/5月4日(金曜祝日)午前7時 村山邸集合(村上市寺町)○マイカー乗り合わせ(飲酒考慮)○会費/1000円(魚介類・燃料等の購入・海難遺児支援寄付金・大人のみ)○雨天の場合/会場の寝屋魚港で魚介類等購入後、村山邸で宴会○飲み物/各自持参○食べ物/魚介類以外は各自持参○食器等/紙コップ・紙皿・割り箸は用意済み○参加申し込みは4月29日までに夭夭亭へ電話 
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 桜の開花まであと少し。福寿草が終わったら黄水仙、そしてレンギョウが今盛り。黄色の花が春を呼び込む。

  

by yoyotei | 2012-04-20 14:07  

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