人気ブログランキング | 話題のタグを見る

とつくにびとあひつどひ/のむひとのあり/うたふひとのあり

とつくにびとあひつどひ/のむひとのあり/うたふひとのあり_c0223879_7534797.jpg

 先週末の外国人英語教師たちのパーティー。全員からブログアップのOKをもらったので紹介する。壁際、コバルトブルーのランニング女子から時計回りに、クリスティー(24・米国シカゴ)、ブライアン(23・米国ロサンジェルス)、アデール(29・カナダ)、アリス(23・カナダ)、アマンダ(22・米国ミネソタ)、ケント(22・米国ジョージア)、クリス(米国ワシントンDC)、ウオルター(21・米国オレゴン)、ジャシー(29・米国コネティカット)、アレキサンダー(米国コロラド)、サム(22.米国アイオワ)、マイケル(31・米国ニューヨーク)、ナターシャ(22・英国)の13名。あっ数字は年齢ね。
とつくにびとあひつどひ/のむひとのあり/うたふひとのあり_c0223879_10462724.jpg

「両親を呼び寄せて日本を見せてあげたい。でも、エアチケット高いしね」とアデール(左)。アリス(右)も何度目かの来店。長身でスリムな体型はモデル並みだ。
とつくにびとあひつどひ/のむひとのあり/うたふひとのあり_c0223879_8392244.jpg

とつくにびとあひつどひ/のむひとのあり/うたふひとのあり_c0223879_8385485.jpg

とつくにびとあひつどひ/のむひとのあり/うたふひとのあり_c0223879_833536.jpg

 この夜は、当地の学校に赴任しているアデールが周辺のALTたちを呼び寄せた。そのアデールがすばらしい歌声の持ち主だ。父がオペラ歌手だという。もう一人、男子でいい声がいた。ケントだったかな。
 カンツォーネやアメリカンフォークなどを歌い、各国の国歌まで飛び出しての大合唱になった。映画「カサブランカ」、リックの酒場での独仏国歌のぶつかり合いシーンを連想し、また近頃の竹島や尖閣諸島をめぐる、いやなナショナリズムにも思い至ったが、もちろんそんな空気はない。「おれ君が代歌う!」なんて日本人もいない。

 この夜はMikaに手伝いを頼んだ。週末常連組や私を「しんちゃん」と呼ぶ40数年来の客も加わって夜は更けていった。そして私は酒と疲労と暑さにダウンした。
とつくにびとあひつどひ/のむひとのあり/うたふひとのあり_c0223879_9245767.jpg

 翌日は山形県鶴岡市での『現代舞踊合同公演』出演のために朝早く貸し切りバスで出発した。
 舞台袖で一緒に出を待っている妖精役の女子中学生に話しかけた。
「ドキドキとか緊張とかしない?」
「おじさんするの?」
「少しね」
「年寄りなのに?」
「あのね、緊張することで上手になるの」と言おうとして、やめた。出待ちでの女子たちの緊張感のないおしゃべりには毎度のことながら驚かされる。
 私はといえば、舞台で一瞬とんでもない間違った動きをしているような錯覚にとらわれた。だが、終わってから「稽古やリハーサルよりも本番がいちばんよかったです」と演出者たちからいわれて胸をなでおろし、引率の保護者は「さすがの名演技です」と、しばし私を有頂天にした。

 この公演のプログラムに心をひかれた箇所があった。

ここよりきたに/あたひなし/とやいはれけん/みちのおく/とやいはれけん/えみしのすむ/とやいはれけん/・・・・・・/
うしとらのかた/そのそちこちに/まふひとのあり/をどるはなあり/ゆたかなるうみ/ゆたかなるやま/ゆたかなるひと
 
                羽陽印刷・鶴岡市日吉町/TEL0235(22)1266 
 プログラムを印刷した会社が公演への祝意をあらわしたものだ。猛烈な暑さの中で何度も読み返した。山形県まで行ってよかった。新潟県ではこの「詩」は生まれないかもしれない。感謝をこめて掲載した。

by yoyotei | 2012-08-27 10:51  

<< 風は秋色 夏のフォト日記 >>