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行く年や来る年もまた行く年や(よみびとしらず)

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 今年もMikaがクリスマスらしく店を花で演出してくれた。
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 仕事で秋田から赴任してきていたMooryが今年いっぱいで帰郷することになった。2年3ヶ月の村上滞在だった。店で出会った飲み仲間が集って、この夜は送別の飲み会となった。彼とはあまり顔を合わせることがなかったYoshimasaさんと、友人の5Lさん(太いボーダーシャツ)も加わった。
 先日取材を受けた『CARREL(キャレル)』のゲラ原稿が届いた。冒頭に「初めて訪れる人は、このドアを開けるのに、かなり勇気を必要とするかもしれない。しかし、ためらわずに入ってほしい。マスターが大陸的な笑みで迎えてくれる」とあった。Mooryは2年前に勇気をもってドアを開けたのだった。私が「大陸的な笑み」で迎えたかどうか・・・。だが、人見知りをしない飲んべえたちがいたことは確かだ。 
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 いつものMayaとMika、Hide、Murata兄、そしてマイク。新発田からはMasamiさんと、タラちゃんことMegumiさんも駆けつけた。
 作務衣姿は吉川さん。「町屋の人形様巡り」「屏風まつり」など、町おこしのイベントを仕掛けてきたリーダー的存在の人だ。観光カリスマという称号を与えられている。最近はグローバルな環境問題に関心を高めているようだ。ふらっと飲みに来て「送別会」に巻き込まれてしまった。
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 何年続いているのだろう。かつて高校でダンス部員だった女子が、この時季に恩師を中心に世代を超えて集まる。幹事はグレーというウサギと同棲している、いつものKayoさん。
 友だち感覚の彼女たちの恩師「くっちゃん」が今年もサンタの人形を持ってきた。これも何年か続いている。彼女のコレクションだという。店にはそうしたさまざまなサンタが増えてきた。プレゼントを持って夭夭亭へのお出ましというわけか。今年のサンタさんは少しお疲れの様子だ。
 迎えに来た武道家でもある「くっちゃん」の夫から「残心(ざんしん)」の話を聞いた。勝負が終わった(勝った)後の心構えとでもいうか。立ち話程度の短い会話だったが「深くいい話」だった。
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 日付が変わったあたりでMayaがケーキを切り分け始めた。
 2階から俯瞰すると、それぞれが静かに語り合っている様子が、映画のワンシーンのようだ。異なる生い立ち、偶然の出会い。それぞれの人生観や価値観が絡み合って夜が更けていく。
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 狭山市のMasudaさんからサトイモが届いた。大振りで見事なサトイモである。ありがとうございます。おとうさんのご冥福をお祈りします。
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 12月23日(日)は昼間から瀬波温泉の保養施設で「生活と健康を守る会」の忘年会だった。温泉に入って酒を飲んでカラオケを歌った。夕方からはこれも恒例になったカールママの家での2次会。女子2人男子3人が鍋を囲んで飲んだ飲んだ、歌った歌った。そして酔った酔った。
 タクシーで自宅に着いたが座席から立ち上がることができない。運転手に手を引いてもらいやっと立ち上がった。
 翌朝になって気がついた。カールママからもらった大根を抱えたまま立ち上がろうとしたのだった。大きくて重い大根だった。断じて腰が抜けたわけではない。
 カールママとは常連の一人(一匹?)トイプードル「カール」の飼い主Yukoさんのことだ。
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 久々の森林研究所員。前回のこのブログでマイクの「テキーラ・ボンバー」を見たという。そのマイクが店にいた。さっそくマイクのイニシエーションを受けることになった。
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 ママさんコーラスの人たちだ。現在は指導者も替わりグループ名も変わったということだが、彼女たちが所属しているコーラスグループは、以前「すずかけ」といった。
 この夜、「虹の彼方に」の美しいハーモニーが店に流れた。

 あるとき、「すずかけ」の指導者・豊田先生から私に話があった。ママさんコーラスのコンクールで「アルプスの少女ハイジ」の組曲を歌うことになったが、何か演出上の工夫はないだろうかということだった。そして、導入部にハイジとおじいさんを出すことになった。ハイジ役には英語塾を経営している友人の淳子さん。小柄で透き通った声の持ち主で演劇経験もある。おじいさん役は私。場面はフランクフルトの都会暮らしで体調を崩したハイジがアルプスに帰って来たところ。

『コーラス、舞台に整列。
舞台下手奥からハイジの声。
「ヤッホー、おじいさあん!ペーター!帰ってきたわよ」
おじいさん上手から登場。
「おや?、あれは、あれはハイジの声・・・」
バスケットを手にしたハイジが駆け込んで来る。
「おじいさん、私・・・私・・・」
 ハイジはバスケットを放り出して、おじいさんの胸に飛び込む。
「おおっ、ハイジ・・・」
コーラスが始まる。ハイジとおじいさんは手を取り合い、コーラスに合わせて踊りながら舞台の袖に入る』
 
 40人のママさんたちの張り切りようはすごかった。舞台のでコスチュームは手作りの民族衣装。胸元を紐で絞めるお揃いの赤いベスト。ハイジも赤いスカートにチロリアンテープで縁取ったベスト。

 新潟県民会館で行なわれた県大会ではなんと優勝。高崎市での関東ブロック大会に臨んだが、ここでの入賞はならなかった。
 それでも、県大会優勝の反響は大きく、テレビ出演をしたりいくつかの学校で披露した。
 新潟県大会ではゲスト審査員の声楽家・立川澄人氏が高く評価したという。その立川氏はそれから程なくして他界された。
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 当時の写真を探し出した。「My Stage Calendar 1986」とある。関東ブロック大会出場記念に主催者側からカレンダー仕立てにして贈られたものだ。なんと26年も前になる。あの人もこの人も若い顔が並ぶ。
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 現在のグループを指導している大滝先生の母上もこのグループのメンバーだった。この大滝先生、かつては「ルネッサンス」というバンドを結成してメジャーデビューし、地元でライブコンサートを開催したこともある。
 この夜はギターの弾き語りを披露。カールママと森林研究員もいっしょになって盛り上がった。
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 一眼のデジタルカメラを入手した。ビギナークラスのものだが、まだ使いこなせていない。この夜の美人さんにモデルになってもらったが、彼女の魅力を引き出せたかどうか。もっとも、彼女(Hanakoさん)は私の「酒豪10傑・女子の部」にはすでに登録しておいた。
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 師走の寒波襲来で川岸の木立も荒涼としている。この景色の中でマガモの羽毛をむしった。マガモはユリと米の生産農家Otakiさんからもらった。田んぼの雑草を食べて良質な米作りに貢献してくれたマガモだ。おいしく食べてやるのも「恩返し」、というのは人間の身勝手か。でもうまい!
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 Hideちゃんが妙な物を持ってきた。「ブラック・ソルト」だ。硫黄を含んだ岩塩で食用にも入浴剤にもなるという。舐めてみたがどうということもない。が、しばらくしたら硫黄を含んだ温泉の匂いになった。食用としてはどんな使い方があるのだろう。
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 長女から「エンディング・ノート」が届いた。これに書き込むことは「死」の準備であり、死後の扱いの依頼である。また、自分の生涯の整理でもある。「ウ~ム・・・」なのである。

 今回も長いブログになった。明日は娘や孫が来るらしい。何もできなくなる。年内のブログ更新は難しい。したがってこれが今年のブログ納め。
 夭夭亭は年内29日まで、新年は4日から店を開ける予定。へび年の新年、よいお年を!
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by yoyotei | 2012-12-27 10:40  

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