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歌っておくれ/ゆりかごの歌を/ララ・ララ・ララバイ/ララ・ララ・ララバイ

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 行くかも知れませんという手紙が届き、行きますと連絡があったのが5日前。「日常を唄う京都の吟遊詩人」といわれる楠木しんいちさんと、「鮮烈な詩とドライブ感あふれるギターが魅力、妖精のようなシンガーソングライター」と評されている「はつ菜」さんがやってきた。しんいちさんとはつ菜さんは父と娘。しんいちさんは何度目かの夭夭亭ライブ。
 1990年京都生まれのはつ菜さんは2010年からライブ活動を始めたということで村上は初めて。いつものようにカウンター内が二人のステージとなった。
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 月に2回のペースで城下町巡りをしているという3人組。左のUekiさんはあの「秋田書店」で編集にたずさわっていたという。「秋田書店」といえば、団塊世代には『冒険王』『漫画王』などの出版社として記憶に植えつけられている。その後は『少年チャンピオン』などの出版でコミック界を席巻した。
 前夜、パニック障害をかかえながらの日々を赤裸々に語ったUekiさんは、旅仲間3人と共にこの夜も来店してライブの客になった。Uekiさんは、はつ菜さんの歌について詩が非常にラディカル(過激)だと驚いていた。
 透明度の高い声とラディカルな歌詩。清楚な表情もあいまって、切ないほどの訴求力に満ちていると、私は感じた。
 カウンターの奥、マイクの左にはKeiさんとChibiさんの顔も見える。昨年の11月以来となる狭山市からの旅人である。Mikaさんたちともすっかり知り合いになった。前回はジャケットを忘れていったChibiさんだが、今回は「我を忘れて」いかなかったかな。我を取り戻しにまたいらっしゃい。
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 Kuramatu夫妻(左)も友人とライブ鑑賞に来てくれた。かつての「うたごえ喫茶」世代にはちょっと違和感があっただろうか。しかし、レパートリーの広いしんいちさんに、しんじさん(私のことです)も加わって、少しはリクエストにはお応えした。
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 一息いれた後、はつ菜さんに再度歌ってもらった歌がある。失礼にも何度か教えてもらったのに忘れてしまったその題名は「Reナントカ」だった思う。この歌で心を揺さぶられる人は多いだろう。はつ菜さんからは当分目が離せない。
 はつ菜さんの京都、その他でのライブはYouTubeで見ることができる。
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 私からの間違った情報発信で2晩続きで来てくれたHideさん。 Maya&Mikaさんはこの夜も洗い物をしてくれた。
 
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 楠木しんいち&はつ菜のような父と娘とのライブはめずらしいと思うが、こちらは今年の2月、ある集会でのアトラクション。津軽三味線と民謡の、祖父と孫娘のライブだ。祖父が師匠で息子も津軽三味線を弾く。
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 楠木しんいち&はつ菜ライブの前夜。
 ドクターMurayamaとYamadaさんが来月4日の「魚祭り」の打ち合わせ。そこで遭遇したのがUekiさんだ(中)。 Yamadaさん(左)はこの3月にNTTを定年退職。ドクターMurayama(右)も還暦を過ぎた。Uekiさんは58歳ときいた。それぞれに生きてきた過去が表情に表れる。刻んだ皺(しわ)も、霜をおく頭髪もその証(あかし)だ。ん、頭髪のない人がいる?それこそ生きてきた証なのだ。
Yamadaさんは今週末の座談会「未来につながる日々の暮らしについて」(映像から暮らしと環境について考える会/主催)でナビゲーターを務めることになっている。
 Uekiさんたちは、必ずまた来ますと言って帰っていった。「いい人 いい酒 いい出会い」とは、30年ほど前に大改装したときの私の店への思いである。それが少しは実現しつつあるかなと感じる。嬉しいことだ。
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 左は普通の「ジャック・ダニエル」(テネシー・ウイスキー)で、右は「ジャック・ダニエル・シングル・バレル」だ。マイクが横田ベースのマーケットで買ってきてくれた。43.45ドルは1ドル95円で約4,128円。少し前にはもうちょっと安かったはずだ。円安の影響はこんなところにも現れる。
 このシングル・バレル、まだ飲んでいない。どんな味わいなのか楽しみだ。
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 タイトルはシェークスピア「夏の夜の夢」(福田恆存・訳)の妖精の歌の一部。京都の妖精はつ菜さんの歌は「ゆりかごの歌」ではない。時として聴く者の肺腑をえぐる。眠るどころではないのだ。

by yoyotei | 2013-04-09 07:15  

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