人気ブログランキング | 話題のタグを見る

それを止めるのは私たちの果たすべき使命

それを止めるのは私たちの果たすべき使命_c0223879_15552023.jpg
それを止めるのは私たちの果たすべき使命_c0223879_1601743.jpg
(5月27日カップル)
埼玉からの旅の途中、ヒデ&ユキコさんのサクライ夫妻である。<YOYOTEIブログ>にたどりつきましたでしょうか。楽しい旅をお続けください。お二人の<人生の旅>も順風満帆でありますように。
新潟シティガイドTaka様
それを止めるのは私たちの果たすべき使命_c0223879_710559.jpg

 過日(5月20日)は宝田明公演に、遠路をご来場ご下さいましてありがとうございました。おかげさまで800人ほどのお客様を迎えることができました。実行委員会はもとより、宝田座のみなさんにも喜んでいただきました。何より観客から「夫も連れてくればよかった」などの声が聞かれたことでした。特に宝田明さんは第二のふるさと村上での公演が大成功だったことで、舞台でも打ち上げ会場でも涙ぐんでおられました。私たち実行委員も<ふるさとはあたたかい>と宝田さんに実感していただいたと胸が熱くなりました。
 たいそう遅くなりましたが、お約束の写真を同封いたしました。ピントのあまい下手な写真で申し訳ありません。ご笑納ください。また、入場待ちの中にTakaさんの姿を見つけましたのでここにアップさせていただきました。今回のブログをTakaさん宛の手紙形式で書き進めることもご寛恕ください。列の先頭で微笑んでいるのは知人の元教師です。
それを止めるのは私たちの果たすべき使命_c0223879_722314.jpg

 新潟西区に住んでおられるそうですが、私の次女も西区に住んでいまして、5月8日には「アートミックスジャパン」の「石見神楽」を次女・孫と鑑賞してきました。私は島根県の石見地方の生まれで、物心ついたころから石見神楽を見て育ちました。終始目頭を熱くしながらの鑑賞でした。客席から大きな拍手が沸くたびに、私が拍手を受けているような誇らしい気持ちになりました。「私も石見の生まれです」と周りの人に打ち明けたいような衝動に駆られたりしました。不思議なものですね。セイン・カミュさんがプレゼンターでしたが、もう少し物語の概略を紹介したほうがよかったかなとも思いました。これも石見神楽をもっと知ってほしいという<ふるさと自慢>でしょうか。7月にはやはり西区に住む娘と県民会館で行われる染五郎の松竹大歌舞伎に行く予定です。
 先日、宝田明公演の最後の実行委員会がありました。達成感や満足感を再確認した集まりでした。瀬賀実行委員長は「いつか、また公演協力の要請があれば引き受けても・・・・」と、プロモーター(興行主)になったような面持ちでした。観客のみなさんにあらためて感謝です。
それを止めるのは私たちの果たすべき使命_c0223879_1642853.jpg

それを止めるのは私たちの果たすべき使命_c0223879_16464384.jpg

それを止めるのは私たちの果たすべき使命_c0223879_15362312.jpg

 公演の前夜、私の店で宝田さんたちと前祝をしました。そのときの写真も同封しました。宝田さんは酒が強く、若いころには映画俳優の酒豪番付で横綱を張っていたということです。実行委員会事務局を担当したヒサミさん(上/左)マリさん(上/私の右)二人の細かい配慮、事務的作業に留まらず、チケット販売の営業活動など多岐にわたっての働きはには頭が下がりました。
 宝田企画のコグレさん(下/中)とヒサミさん、マリさんの3人は、まるで3姉妹になったようでした。協同の取り組みは新しい人間関係も創出するものですね。Takaさんとの出会いは、期せずして宝田明さんによって演出されたといっていいでしょう。今後ともよろしくお願いします。
 梅雨入りが近づいています。ご自愛とご活躍をお祈りいたします。
それを止めるのは私たちの果たすべき使命_c0223879_741683.jpg

それを止めるのは私たちの果たすべき使命_c0223879_16254178.jpg

アベ様
 ごめんください。過日(5月3日)、村上市の海浜公園でお会いしました者です。村山ドクターから阿部さんがお送りくださいました『伊能図』が私にも届きました。大変に高価で豪華な本に驚いております。早速の御礼をと思いながら、大変遅くなってしまいました。本当にありがとうございました。
 当日の私たちは県北の寝屋漁港(『伊能図』では根屋村)で、毎年行われる<魚まつり>に参加したグループです。朝から漁船上で漁師料理をいただき、大安売りの魚を購入して海浜公園で野外パーティーをするという、20年も続けてきた気のおけない仲間たち家族です。
 来年も同じ日に22回目の<魚まつり>が開催されます。海浜公園での野外パーティーも同様です。阿部さんご夫妻との出会いも<何か>の導きかも知れません。朝早い時刻ですと寝屋漁港の賑わいも一見の興があると思います。神奈川県座間市からは近くはありませんが、今回と同じくドライブ旅行の途中で足をお止めになるのもいいかと思います。大歓迎です。
 梅雨に向かいます。御身ご大切にお過ごしください。
 当日のお写真を同封しました。豪華な書籍、本当にありがとうございました。
追伸
 知人に郷土の歴史を探求している元教師がいます。かつて生徒たちに伊能忠敬がどのようにして地図を作ったかを教示していました。しかも伊能忠敬の扮装までして、伊能忠敬たちが歩いた所を実測してみるというもので、地元の新聞でも紹介されました。彼にも「伊能図」を見てもらいたいと思います。
 阿部さんは国土地理院におられたということ。当地の荒川河口近くに小さな高台のような山があります。この山には明治維新の頃、荒川を挟んで行われる攻防戦に備え、村上藩奥羽越列藩同盟の幕府軍により砲台が置かれ役人が駐在するための番所があり「番所山(ばんしょやま)」と呼ばれていたそうです。現在は稲荷山と呼ばれ山頂には稲荷様をまつる赤い祠(ほこら)があり、展望台も作られています。地域関係者600名の署名によって国土地理院に掲載要請をして、今は「新潟県で一番低い山」として地形図に掲載されています。標高は15.3メートルで山頂には三角点(水準点?)があります。
 展望台からは塩谷の町並みはもちろん、天気の良い日は佐渡や粟島、近隣の町や水平線が一望できます。
それを止めるのは私たちの果たすべき使命_c0223879_168611.jpg

 アジが釣れているという情報を得て、久しぶりに釣りに行った。釣り場の岩船漁港には福島ナンバーの車が目立つ。釣りの準備をしていると隣の青年が釣り上げたカマスをもらってくださいと言う。訛りも福島のものだ。アジを釣りに来たのでカマスはいらないのだという。カマスはうまいよ、といっても、「もらってください」と言う。仕方がないのでもらった。いい型のものが10数尾もあった。片道3時間もかけてやって来たのに、福島青年の心の内がわからない。
 私は2時間ばかりで15~20センチのアジを60尾ほど釣った。半分は3枚におろし、軽く塩をあてて酢につけた。半分は頭と腸(はらわた)を取り、塩をして干した。何匹かはタタキにもした。どれもうまかった。
 福島青年からもらったカマスは塩をして丸干しにした。焼いたら油がにじみ出て、やはりうまかった。カマスはアヒージョにしてもうまい。
それを止めるのは私たちの果たすべき使命_c0223879_12162877.jpg

 宝田座公演「宝田明物語&煌(きらめ)くミュージカルコンサート」が終わった。当日は実行委員の一人としてカメラマンを任じられた。他のステージではないことだが、宝田さんは写真でも録音でも自由にとって、どこにでも公表してくださいと言う。カメラマンの私だけではない。観客に対しても、本番中の舞台でも同じだ。私はリハーサル、本番、打ち上げなど、約500枚もの写真を撮った。その中から、ほんの数枚をアップしておく。
それを止めるのは私たちの果たすべき使命_c0223879_7122452.jpg

それを止めるのは私たちの果たすべき使命_c0223879_7284919.jpg

 舞台に上がっていてもおかしくないきれいな人だ。元宝ジェンヌの真矢ミキさんかと思った。もちろん、観客のひとりだ。
それを止めるのは私たちの果たすべき使命_c0223879_11161158.jpg
それを止めるのは私たちの果たすべき使命_c0223879_8413534.jpg

それを止めるのは私たちの果たすべき使命_c0223879_7391893.jpg

それを止めるのは私たちの果たすべき使命_c0223879_7425627.jpg

 戦後、旧満州から菩提寺のある新潟県村上に引き上げてきた宝田家族は大工町のお寺に身を寄せた。舞台では大工町の祭りの<オシャギリ>も披露された。宝田少年にとっては地元の子ども世界に招かれた忘れ得ないオシャギリの音だ。
それを止めるのは私たちの果たすべき使命_c0223879_747617.jpg

それを止めるのは私たちの果たすべき使命_c0223879_5311443.jpg

それを止めるのは私たちの果たすべき使命_c0223879_5475976.jpg

それを止めるのは私たちの果たすべき使命_c0223879_11513788.jpg

それを止めるのは私たちの果たすべき使命_c0223879_12114531.jpg
 
それを止めるのは私たちの果たすべき使命_c0223879_10719.jpg

 舞台では出演者たちの歌唱力に魅了され、圧倒された。エレクトーン演奏者長谷川幹人さんの技術の高さにも驚かされた。彼の演奏なしには表現できない舞台だった。
それを止めるのは私たちの果たすべき使命_c0223879_11582386.jpg

それを止めるのは私たちの果たすべき使命_c0223879_1112290.jpg

それを止めるのは私たちの果たすべき使命_c0223879_11261930.jpg

それを止めるのは私たちの果たすべき使命_c0223879_114772.jpg

 ステージのフィナーレは会場も一緒になっての「青い山脈」の大合唱だった。宝田さんにうながされて会場からステージに上がった人もいた。私の妻もその一人だった。<手紙形式>のブログの相手Takaさんも夫婦でステー上の人となって歌った。
それを止めるのは私たちの果たすべき使命_c0223879_557456.jpg

それを止めるのは私たちの果たすべき使命_c0223879_6165179.jpg

それを止めるのは私たちの果たすべき使命_c0223879_1232917.jpg

 打ち上げ会場である。美人が大好きな私は圧倒的な歌唱力と美しさの井料瑠美さんとのツーショットを望んでいたのに、脇から柳瀬さんがヌッと顔を出した。無粋な人だ(笑)。柳瀬さんは1年ほど前に古民家を購入して東京から夫婦で移り住んできた。実行委員の一人である。
それを止めるのは私たちの果たすべき使命_c0223879_10142725.jpg

 実行委員の各人がそれぞれの得意分野で力を発揮した。委員の佐藤さん(右端)はチケットを一人で120枚も売った。宝田さんが生まれた旧満州ハルビンの小学校の1年下で、宝田さんと同様に過酷な体験をしてきた人だ。宝田さんの人生を自分に置き換えた佐藤さんはチケット販売にも悲壮な思いで取り組んだのだった。
それを止めるのは私たちの果たすべき使命_c0223879_6501332.jpg

 今日から28軒の飲食店が参加して「越後むらかみBAR(バル)街」イベントが始まる。スペインのBARを<ハシゴ>する文化を取り入れて飲食街(店)の活性化を図ろうという商工会議所の企画だ。飲食店を<ハシゴ>する文化は必ずしもスペインだけではない。日本にだって古くからある。私は11歳上の兄に連れられて大阪天保山の飲食街で10軒近い<ハシゴ>をしたことがある。最後の店では船乗りの外国人と兄が喧嘩になったのを、私が取り成したこともあった。今回2回目となる「むらかみBAR」はどうだろう。
それを止めるのは私たちの果たすべき使命_c0223879_1236649.jpg
 
 ここ2ヶ月ばかり、宝田座公演に忙殺された。だが、終わってみれば得ることの多い取り組みだった。宝田明さんは1934年旧満州(現中国東北部黒竜江省)のハルビンで生まれた。来月、そのハルビンへ行くことになった。名物だという<ビール祭>でビールを飲もうという2泊3日のショートトリップだ。同行者は友人のジョージさん。彼とはこれまでも数ヶ国に同行している。私には初めての中国だが、せめて宝田少年のハルビンにおいての苛烈な体験に思いを馳せてみたい。
 
 人は誰も幸せを求めて生きている
 愛とやさしさ温もりを探し続ける
 それなのになぜ人は戦うのだ
 それなのになぜ人は殺し合うのだ?
 作詞・宝田明、作曲・沢木順による「私の願い」の一節だ。そして、歌は「戦争を止めるのは私たちの一人一人の力/それを止めるのは私たちの果たすべき使命」と宝田座の出演者全員によって高らかに歌い上げられた。 

by yoyotei | 2016-06-09 13:34  

<< 明るく静かに澄んで懐かしい<音... 人生は少しいびつなぐらいが面白い >>