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命のバトンタッチ

 2010年3月、「耕して育てる」で紹介したY.Itagakiさんのブログ「田んぼで道草」の最新版を転載する。
『blogをしばしお休みしていた間、本当に様々なことが私たち夫婦に有りました。喜怒哀楽の大きな波に、正直かなり参っていたんですが、それでも自分は色んなコトを飲み込んでいかなくちゃならない。
 誕生の喜び、腸が煮えくり返る思いもした。そして哀しみも大きく、楽しいことも。
 なんだかね、毎日の波が大きくて参ったけどさ。全てを飲み込んで今はまず一歩だ!
やっとblog復活です!!まずは一歩だ!!!』

 この直前、Y.Itagakiさんの11月11日付ブログには「美咲希が我が家にやってきた」との記事。1昨年の7月に結婚した彼に第一子の美咲希ちゃんが誕生したのだ。しかし、その喜びもつかの間、Y.Itagakiさんの妻のお母さんが亡くなった。冒頭のブログの「毎日の波が大きくて参ったけどさ」がそのときの波動の大きさを、だがそれに飲み込まれるどころか、逆に飲み込んでの前進を始めた彼の強靭さを物語る。
 それでも亡くなる直前に、お母さんに初孫を見せることができたらしい。それを聞いて私は胸にこみ上げるものがあった。お母さんから美咲希ちゃんへ「命のバトンタッチ」がおこなわれたのかも知れない。
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 上記の写真は今年の1月31日と2月5日、入院中の妻を、母を気遣いながら来店されたY.Itagakiさんの奥さんの実家ファミリーとY.Itagakiさん夫妻だ。涙ぐみながら飲んだ夜だった。
 美咲希ちゃんの誕生!おめでとう。
 そして、お母さん・・・。あらためてお悔やみを申し上げます。
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by yoyotei | 2011-11-24 20:03  

大切なのはおにぎりの中身

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 孫と娘のように見えるが、年齢的には親子がちょうどいい他人同士である。専業で農業を営むSugaiさん(左)は、あまり飲みには来ないが社会的な活動ではずいぶん前から接触がある人だ。社会的な発言と発信を途切れなく続けている。この夜の来店は、彼らが来月に計画している講演会の協力依頼だった。講演会主催の「村上エコネットワーク」で事務局を担当し、講演会を成功させたいと頑張っているのがYayoiさん(右)だ。初対面だったが、がんばり屋さん!の熱意が話を聞いていて伝わってきた。
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 計画されている環境講演会のメイン・タイトルは『100年先の未来のために』で、-原発のない社会のつくりかた-というのが今回のダイレクト・テーマだ。講師はNPO法人ネットワーク『地球村』代表の高木善之氏。12月23日(金・祝)会場/村上市教育情報センター。
 いっぱい来てくれるといいね。
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 Kainumaさん夫妻だ。奥さんとはかなり前にスキーにご一緒したこともあった。小学校の特別支援学級でさまざまな子どもたちに向き合っている。
 夫は会社の飲み会の後、私の店に最後にたどりついてくれた。そこへ奥さんが車で迎えに来る。過去、何度もこの夫婦はこのパターンだ。
「マスター、もっと飲ませてやって」
 この笑顔で、そんなように夫にいう妻を私はほとんど知らない。男にとってはうらやましい夫婦のひとつの典型だろう。
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 アメリカやカナダから来日している英語教師たちの軽い食事会。アデールの誕生会と思っていたが彼らはまったく酒を飲まない。お祝いにシャンパンを贈呈したが喜んでくれたのかな?
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 そのシャンパンを注いでいるのがカナダ人のアデール。注がれているのはチャイニーズではない。日本人だよね。
 この夜はアメリカ人のマイケルも来ていて、なにやら無国籍な飲み屋になった。マイケルの経歴も興味深い。アメリカの空軍で20年間、整備士として勤務したという。マイケルとは9月末のトライアスロンの打ち上げで飲んだ以来だった。
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 右端のSomaさんは、このような場では私にとって女神のような存在だ。料理や飲み物を運んでもらったり、特に外国人がいる時には英語の堪能な彼女がいてくれるととても心強い。ありがとう。
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 ひとしきりの賑やかさも終わり、夜も更けた週末、土曜日の深夜。もう看板を消そうかなと思っていると、こんな女性が現れる。二人ともそれぞれの人生を抱え、なぜこうなるのだろうといった、理不尽に押し寄せる運命に抗い、懸命に日々の営みを重ねている。
 Natsukoさん、Megumiさん。今度またじっくり飲んで話そうよ。あのバイオリン弾きもかなり複雑な人生を生きてきた人だよ。 

 あっ、今回のブログタイトル「大切なのはおにぎりの中身」は、講演会に取り組んでいるYayoi さんの言葉だ。形よく握ってあっても、高級な海苔でくるんであっても大事なのは中身。ということらしい。もちろんその通りだ。ちなみに私の場合、中身は梅干よりも鮭が好きです。
「だから、おにぎりは例えであって・・・」
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by yoyotei | 2011-11-14 20:25  

「妖精のいる森」

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「大滝舞踊研究所」の40周年記念公演が行われた。30年前から関わりがある私は、今回も小道具係やナレーション、そして老人役での出演を要請された。また、3歳からこの研究所で学んでいた中学2年生の孫娘が招かれて『狐火』(演出・振付/富士奈津子 衣装デザイン/並河万里子)を踊った。
 研究生約50人、高校と中等学校ダンス部35名にゲストを加えた出演者のうち、男はヒップホップを踊る3人と、私を含むナレーター2人の5名だけである。 
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 いよいよ開場である。子どもが出演となると、親兄弟から祖父母を中心に1000席がほぼ埋まる。並べられた段ボール箱は出演者たちへの花や贈呈品で埋まる。もちろん、私へのものはない。
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 プログラム第2部は「妖精のいる森」から始まった。

「うす緑の山を越え クリーム色の霧に包まれた谷を越え ポピーの咲き乱れる丘を越え
 その奥に、深い深いその奥に妖精の住む森があるという
傷ついた兵士 恋にやぶれた紳士 母さんのいない子どもたち
昔の思い出をさがして森を訪れた孤独な老人
そんな悲しい人たちが どこからかやって来て 少しだけ幸せをかかえて帰っていく
そんな森があることを知っていますか(略)」

 このオープニングのナレーションをした後、<孤独な老人>役でもある私は杖をついて舞台に出て行く。<悲しい子どもたち>10数人とからみ、スポットライトが消えると上手に去る。マイクのある下手に向かって舞台裏を走る。エンディングのナレーションが待っているのだ。マイクが手渡される。舞台監督が「ナレーション20秒前!」と告げる。荒れた息を整える(なにしろ本当の老人なのだ)。
「10秒前・・・5,4,3,2,1、どうぞ!」
「さあ 扉を開けてごらんなさい 
 妖精たちが待っていてくれるこの森に悲しみをおいて行きなさい
 涙をおいて行きなさい 希望をいだいて 幸せを信じて・・・」
 フウッ!(マイクを遠ざけて息を吐く)

 この扉が「妖精のいる森」への入り口という設定だ。これでも舞台に置かれてライトがあたるとそれらしくなる。道具係の私の作品でもある。
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 緞帳が上がると「狐火」を踊った孫娘のもとへ妹やいとこがかけよった。3人とも同じ髪形をしてご満悦だった。もちろん、私のところへは誰もかけよらない。
 
 この後、私はひとりビールで疲れをいやし、孫たちは月曜日の学校のために帰って行った。
 我が家の「妖精たち」は「狐」のように、たった一晩でいなくなり、後には「孤独な老人」が残された。
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by yoyotei | 2011-11-07 14:53  

男たちの出会い

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 Wadaさん(左)とそのグループ、Sakaueさん(中)Saitoさん(右)だ。中年男のVサインというのはどこか滑稽でどこか悲しい。
 Wadaさんのキャラクターが強烈!あの声とこの顔だ。思い浮かべると腹の底から笑いがこみ上げてくる。だが顔に刻まれた深い皺は尋常ではない経験を語っているようだ。
「ホテル瀬波観光」の女将さんの紹介でのご来店だそうだった。女将さんは「若女将の集まり」でいらしたこともある。女将さん、本当に面白い方々を紹介していただいてありがとう。翌日はMurataさんとHideさんが来て、女将さんの話になりましたよ。
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 京都から一人で車を転がしてきた「海老蔵さん」だ。村上が気に入って今回3度目だそうだ。顔は似ていても、こちらの酒癖はきわめていい。
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 Wadaさんのシーバスリーガルがドボドボと注がれて、周辺は「Wadaワールド」になった。駅近くに停めた車で「車中泊」の予定だった海老蔵さん。「うちへ泊まればいいよ」というWadaさんに連れられていったが、その後の消息を聞かない。

 ニッシーさん、美しい女性だけでなく、いい男たちも来るのです。
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by yoyotei | 2011-11-07 11:08