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とつくにびとあひつどひ/のむひとのあり/うたふひとのあり

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 先週末の外国人英語教師たちのパーティー。全員からブログアップのOKをもらったので紹介する。壁際、コバルトブルーのランニング女子から時計回りに、クリスティー(24・米国シカゴ)、ブライアン(23・米国ロサンジェルス)、アデール(29・カナダ)、アリス(23・カナダ)、アマンダ(22・米国ミネソタ)、ケント(22・米国ジョージア)、クリス(米国ワシントンDC)、ウオルター(21・米国オレゴン)、ジャシー(29・米国コネティカット)、アレキサンダー(米国コロラド)、サム(22.米国アイオワ)、マイケル(31・米国ニューヨーク)、ナターシャ(22・英国)の13名。あっ数字は年齢ね。
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「両親を呼び寄せて日本を見せてあげたい。でも、エアチケット高いしね」とアデール(左)。アリス(右)も何度目かの来店。長身でスリムな体型はモデル並みだ。
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 この夜は、当地の学校に赴任しているアデールが周辺のALTたちを呼び寄せた。そのアデールがすばらしい歌声の持ち主だ。父がオペラ歌手だという。もう一人、男子でいい声がいた。ケントだったかな。
 カンツォーネやアメリカンフォークなどを歌い、各国の国歌まで飛び出しての大合唱になった。映画「カサブランカ」、リックの酒場での独仏国歌のぶつかり合いシーンを連想し、また近頃の竹島や尖閣諸島をめぐる、いやなナショナリズムにも思い至ったが、もちろんそんな空気はない。「おれ君が代歌う!」なんて日本人もいない。

 この夜はMikaに手伝いを頼んだ。週末常連組や私を「しんちゃん」と呼ぶ40数年来の客も加わって夜は更けていった。そして私は酒と疲労と暑さにダウンした。
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 翌日は山形県鶴岡市での『現代舞踊合同公演』出演のために朝早く貸し切りバスで出発した。
 舞台袖で一緒に出を待っている妖精役の女子中学生に話しかけた。
「ドキドキとか緊張とかしない?」
「おじさんするの?」
「少しね」
「年寄りなのに?」
「あのね、緊張することで上手になるの」と言おうとして、やめた。出待ちでの女子たちの緊張感のないおしゃべりには毎度のことながら驚かされる。
 私はといえば、舞台で一瞬とんでもない間違った動きをしているような錯覚にとらわれた。だが、終わってから「稽古やリハーサルよりも本番がいちばんよかったです」と演出者たちからいわれて胸をなでおろし、引率の保護者は「さすがの名演技です」と、しばし私を有頂天にした。

 この公演のプログラムに心をひかれた箇所があった。

ここよりきたに/あたひなし/とやいはれけん/みちのおく/とやいはれけん/えみしのすむ/とやいはれけん/・・・・・・/
うしとらのかた/そのそちこちに/まふひとのあり/をどるはなあり/ゆたかなるうみ/ゆたかなるやま/ゆたかなるひと
 
                羽陽印刷・鶴岡市日吉町/TEL0235(22)1266 
 プログラムを印刷した会社が公演への祝意をあらわしたものだ。猛烈な暑さの中で何度も読み返した。山形県まで行ってよかった。新潟県ではこの「詩」は生まれないかもしれない。感謝をこめて掲載した。
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by yoyotei | 2012-08-27 10:51  

夏のフォト日記

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 しんちゃんこと、楠木しんいちさんの投げ銭コンサート。飛び入りのブルースハープはマーヒーKatoさん。ライブ演奏もするというマーヒーさんは、京都でしんちゃんと共演した事もある僧侶だ。
 そもそもしんちゃんと私との出会いにも僧侶がからんでいる。そちらは真言宗。名前も同じKatoさんだ。投げ銭ライブの1週間ほど前に仏教説話などを肴に飲んだ。マーヒーさんが「動」なら、彼は「静」といったところか。静かに飲み静かに語る。
 マーヒーKatoさんは10歳の息子さんのほかに、山口県の若者を同伴していた。数年前、自転車旅行をしていてマーヒーさんと出会い、このほど就職の報告にやって来たのだという。出会いは人生を豊かにする。そして、出会いを生む人には、他の人にない何かが備わっているのではないか。初対面のマーヒーさんと接してそう思った。

 プレミアムパーティーはしんちゃんの投げ銭ライブで盛り上げてもらった。同時に今回は、流れていくもの、変わっていくものに少なからず心を取り込まれてしまったような数日だった。旅、漂泊、さすらい、デラシネ、コスモポリタン・・・。気取るわけではないが、人生を静かに味わう年になったか。
 楠木さんはわが家に2泊した後、西へ旅立っていった。小柄な彼の後姿で、背負ったギターがとても大きく見えた。 
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 年寄りじみた私の感慨とは無関係に、子どもたちは元気だ。盆を過ぎた海はクラゲも出没しているが、それもなんのその。はじける歓声と笑い声、時には泣き声とわめき声。
 そんな中でも時は確実に過ぎていく。そして、夏は静かにバトンを秋に渡そうとしている・・・。ああ、やっぱりちょっと気取っている。
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 夏は、懐かしい人や新しい人を店に連れても来る。
 Michiさん(左)と妹さん夫妻。Michiさんを往年のマリリン・モンローに似ていると言ったのは私。妹さんの夫を清原親分と言ったのは誰だったか。
 オーストラリアの旅の話から、Michiさんたちに「オーストラリアさん」と命名された埼玉県人(右)はバイク旅の途中。 
 そのオーストラリアさんは、1日1組しか客をとらない「芭蕉ゆかりの宿・井筒屋」に宿泊だった。そういえば以前にも陶芸家の夫妻がその宿に泊まり、私の店に来たことがあった。
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 ずいぶん前になるが、Inagaki(中)さんから妹尾河童の著書『河童が覗いた』シリーズのインド版の進呈を受けた。詳細なイラストと手書き文字の本は、充実した内容と著者の個性にあふれた好著で、今でも大切な本の1冊だ。その妹尾河童が1997年に『少年H』を出版してミリオンセラーになった。その本を私は読んでいないが、当時大きな話題になったことは知っていた。
 3日前に図書館で『間違いだらけの少年H-銃後生活史の研究と手引き-』(山中恒・山中典子著/辺境社/1999)を見つけ、845ページを一気に読み終えた。『少年H』は読まなくてもいいが、こちら『間違いだらけ・・・』は読んだ方がいい。
「河童さんだめだよ」と言いたくなる。 
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 大輪のヒマワリが種をふくらませ、その重みに耐えかねている。
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 夏の初めに新品のギターを購入した(左)。持ち歩くことを目的にしたトラベルギターで、ボディが小さい。弾いているうちにだんだんと音が良くなってきた。いつかこのギターを携えて旅に出ることを考えている。
 前述の『間違いだらけ・・・』のほかに、図書館から『地球の歩き方-東アフリカ-』も借りてきている。まずは路銀の調達が旅の第一歩なのだが・・・。
 ここまで書いたらアデールから今週末の予約電話が入った。外国人英語教師たち18名。下相川のOotakiさんから手に入れたうまい羊の肉がある。それを食べてもらおう。さあ、路銀をためるぞ!
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 さて「夏のフォト日記」は何とかしたが、まだ「自由研究」が残っている。早く何とかしないと新学期が始まってしまう。なにかいいテーマはないかなあ。  
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by yoyotei | 2012-08-21 11:13  

急告!8/10・11プレミアムパーティー開催

「しんちゃんの投げ銭ライブ」案内に対して娘たちから帰郷日程の連絡があり、『2012/プレミアムパーティー』は8月10日(金)11日(土)の二日間と決めた。どちらの日でも両日でも、ふらっと立ち寄って欲しい。11日は投げ銭ライブが決定しているが、しんちゃんの都合によっては10日も歌ってもらえるかもしれない。
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 昨年の「村上笹川流れ国際トライアスロン大会」で出会って以来、ほぼ1年。マイクは週末になると店に顔を出した。何があってもどんなときでも「ダイジョウブ」というのが口癖だった。生ビールを自分で注ぐ。上手に泡を出すことができないことがある。泡ばかりのこともある。それでも「ダイジョウブ」といってこだわらない。常連たちのジョッキが空になると、立ち上がってビールを注ぐ。
 そのマイクが病気治療のために休職して八王子の家に帰っていった。楽観できない病気だが、「心配はしてない」と私には言った。何があってもどんなときでも「ダイジョウブ」のマイクなのだ。別れの夜、飲み仲間たちが手を握りハグをして見送った。姐御のMayaは回復を願ってマイクを温泉旅行に連れ出そうと、早くも計画を立ち上げた。予定は来年の1月だ。 
 マイクは私の店に置土産をしていった。Robert・Johnson 、Bessie・Smith、John・Lee・Hookerなど、ブルースを歌った往年の名歌手たちのCDだ。

 俺には心やさしい女がいる/俺のためなら何でもしてくれる/俺には心やさしい女がいる/俺のためなら 何でもしてくれる/でも意地の悪い女たちもいて/俺にちょっかい出したがる

 俺はあの娘が大好きなのに/あの娘は俺が好きじゃない/俺はあの娘が大好きなのに、ウー/あの娘は俺 を好きじゃない/本当に俺はあの女が大好きなんだ/彼女をほっとけない

 このジョンソン様が酒を飲まなきゃいられない/ひとつの理由がある/思うにそれは、俺を悩ませる/お まえのつれない仕打ち/オー、ベイビー、俺の人生、変わっちゃったよ/おまえは俺の心を打ち砕く/
 他の男の名前を呼んだりして 
              <心やさしい女のブルース(Kind Hearted Woman Blues)>
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 マイクを送り出した後、めずらしくMikaがギターを手にした。
 
 4時から遅くまで/俺は両手を握り締めて泣いてた/4時から遅くまで/俺は両手を握り締めて泣いてい た/いいかい/おまえの男はガルフポートへ向かってる

 この町を出るとき/おまえにあばよというよ/この町を出るとき/おまえにあばよというよ/またもどって きたら/つもる話もあるだろう
                  <4時からずっと遅くまで(From Four Until Late)>

 そうえばあの「奇妙な男しんちゃん」がこのロバート・ジョンソンのことを話していた。彼のギターの持ち方がいいのだそうだ。それにしても写真で見る限りではあまりにも粗末なギターだが、どうなんだろうね。しんちゃんのギターは「質屋で1万円で買った」ものだそうだ。

 8/10.11プレミアムパーティー、バーボンで騒ぎたい気分だねベイビー!  
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by yoyotei | 2012-08-05 10:36