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みめは果報の基(もとゐ)

 マイクをJR村上駅で最後に見送ったのはMikaさんとMayaさんの二人だった。仕事の合間に駆けつけ、改札口を飛び越えてマイクの元へ走ったMikaさん。あちらの温泉こちらの温泉と、マイクが少しでも興味を示すと、すぐに連れ出したMayaさん。病むマイクに心をくだき続けた二人がホームでマイクと交わした固く切ない抱擁にどれほどの思いがこめられていたか。女はすごい。女にはかなわないと思う。

 映画『最高の人生の見つけ方(The Bucket Rist)』の中で、ジャック・ニコルソンが演じる傲慢不遜な金持ちは、「棺おけリスト(人生の最後にやりたいこと)」に「世界一の美女とキスをすること」と書き込んだ。そして、それは金持ち男が想像しなかった展開で実現することになる。理不尽な自分の行為で、断絶していた娘との関係。最後の旅路の相棒モーガン・フリーマンの計らいで娘と和解したジャック・ニコルソンを待っていたのは、幼い孫娘とのキスだった。彼にとってこの上ない、世界一の美女とのキスとなった。

 ということで、またまた1ヶ月ぶりの更新となったブログ、今回は美女を特集する。美女の定義は難しいので「夭夭亭に来る女性はすべて美人」という勝手な定義を打ち立てた。配偶者のあるなしはここでは問わない。男たちが狩人のまなざしを注ぐのもおおいに結構だ。
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 才色兼備とは、まさにこの人Natsukoさんのことをいうのだと思う。現在は新潟市に転勤しているが、久しぶりに顔を出してくれた。結婚は当分ないということだったが・・・。
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 私が撮った画像なのにこの女性のデーターがない。彼女の前にはタンカレーのジンがありフレッシュ・ライムがありジンジャーエールがある。フムフム、なるほど。
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昼間の釜爺稼業や暑さなどからの疲労蓄積に加えていささか睡眠不足。さらに加えて酒の酔い。誰かが手伝ってくれると、最近の私はカウンターに突っ伏して眠ってしまうことが多くなった。終末のこの夜もそうだった。耳元で「マスターKawaだよ。Kawaが来たんだよ」という可愛い声を聞きながらの白河夜船だった。中央がIchioka妻で・・・。右の人・・・。ゴメンナサイ。名前聞きました?睡魔に負けて記憶がありません。

 この夜、客のオーダーでナポリタン・スパゲティをつくって出したと、後日Mikaさんが教えてくれたが、まったく覚えていない。
「おいしかったんだろうか」「おいしいって食べてたよ」
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 高校で美術教師をしながら、「山屋窯(やまやがま)」を営むKazuhiroさん。そして娘のHukumiさんだ。娘が大きくなったら一緒に酒を飲みに行くというのは、おおかたのオヤジの願望のようだが、その願望を娘からかなえてもらえるオヤジはどれくらいいるのだろう。父Kazuhiroさんの表情はうれしさに満ちているが、Hukumiさんはどうだったんだろうね。
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 山屋窯でKazuhiroさんが焼いた器だ。ずいぶん前にインスタントラーメン用にでもと頂戴した。大きさが適当で重宝している。「インスタントラーメン用」というのは、もちろん謙遜だ。
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 中央の女子はNorikoさん。長い常連さんだ。いつのまにか知らないうちに結婚していた。左は、先月も多機能小規模施設の仕事仲間と来てくれたKazuakiさん。右は時々フラッと顔を見せるMatsudaさん。福祉関係の団体職員だ。強い結婚願望があるのだが・・・・。
 看護師のNorikoさんは来店すると閉店までいてタクシーで実家へ帰る。そして「マスターも一緒に乗って行く?」と誘ってくれる。方向が同じというだけなのだが・・・。この夜も自宅まで送ってもらった。私は果報者である。
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 上はサッカーチーム「エスペランサ」の女子マネMiyukiさん。試合後の打ち上げ以来2度目の来店だ。下はMomoさんで、この夜が夭夭亭デビュー。この夜のMiyuki さん、化粧が念入りだと思ったら、合コンの流れだった。
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 そして彼は合コン男子の1人Nozawaさん。まあ、今回は美女の特集だから男子の紹介はまた今度。
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 8月27日の夜に土浦の今井さんから電話があった。この日が誕生日で妻と息子に誕生会をやってもらっていると上機嫌の声。ほころんでいる顔が見えるようだった。
 今井さんの誕生日27日の翌日28日は、最年長の私の孫の誕生日。その翌日29日は私の誕生日と、乙女座男3人が連続して誕生日を迎えた。
 二日後に今井さんから「誕生日おめでとうございます」と絵葉書が届いた。孫からは「誕生日おめでとう。ばあが退院したら仲良く、身体に気をつけて過ごしてね」とのメール。ばあが退院したらというのは、妻が大腸がんの手術を受けたことをいう。早期の発見だったこともあって、リンパへの転移がなければ心配は少ないが、検査結果はまだ出ていない。妻は2週間ほどで退院し、その3日後にミョウガ採りに行った。その2日後にまた出かけてミョウガと山菜のミズを採ってきた。20センチもの開腹手術、しかも患部の腸を一部切除し縫合した後だ。傷口が開いたりはしないのだろうか。おそろしい人だ。これは女はすごいということにはならない。
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 今年も、11月末開催の「大滝舞踊研究所定期発表会」の舞台美術と出演の依頼があった。今、月半分の日中は釜爺勤務で、11月になると、そこへ鮭の塩引きづくりが加わる。そうなると、舞台関連に費やす時間はほとんどなくなる。早めに作業を始めないと間に合わない。ガス灯3基、高さ1、5mの鳩時計、ターザンが隠れたりする舞台の端から端までの長い草むらなどなど。
 主宰者の千津子さんはバレエ指導はもちろん、創作・振付・演出から、マネージメント、衣装の縫製など、ほとんどを自分でこなす。私とほぼ同年齢で、研究所を設立して40年が過ぎたが意欲は衰えない。私の周囲のすごい女性の1人だ。

 このところ、歯科と眼科へ通院している。今日はグラついている奥歯を抜く。月末には網膜治療のためにルセンティス硝子体注射というのを受ける。眼球内への注射だ。これは怖い。かつて両眼とも白内障の手術を受けているが、怖いことは怖い。

 昨日は恒例になったハゼを食べる交流会があった。1人暮らしなどの高齢者が主な参加者だ。それに備えて数日前から暇さえあればハゼ釣りに通った。晴れていれば野外での集まりの予定だったが、雨のために町内会館が会場となった。ハゼの天麩羅を食ってビールを飲み、93歳という人の歌にギターで伴奏した。その後はメイン・スタッフと自宅での慰労会となった。

 今年も残すところ4ヶ月足らずになった。時が駆け足で過ぎていく。「待たぬ月日は経ちやすい」「月日の道に関守なし」。このことわざが収められてある『日本のことわざ』(金子武雄著・大修館書店)に「みめは果報の基(もとゐ)」ということわざがあった。昭和33年という半世紀も前の発行だからなのか、その評釈にも時代を感じる。いわく「女は愛せられる立場にあるものである。だから女の容貌は、男に愛せられるかどうかに大きな関係があり」と。
 だが、みめの功徳についてはこう書かれてある。「女にとって容貌のすぐれていることが、その人の幸福をもたらすことは、確かに真実である。しかし、人生の事象はそんなに単純なものではない。(中略)『日本永代蔵(巻三の五)』にあるように<みめは果報の一つ>であってすべてではない。この方が真理である」とも記す。それはそうだろう。ともあれ「夭夭亭」に来る女性はすべて<みめうるわしき>なのである。

「うかうか三十きょろきょろ四十」ということわざもあった。「人生五十年」時代のことわざだが、うかうかきょろきょろしているうち、とっくに還暦を過ぎて10日前にまた歳を一つ重ねた。人の生涯はいったんスタートしたら、どんなに後悔しても再び出発点に戻ることはできない。だが、残りの時間をどう生きるかによって、生涯の総決算が良いようにも悪いようにもは変わるのではないかと思う。 ゴールは視野に入ってきた。  
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by yoyotei | 2013-09-09 09:54