プーラン・デヴィ

西村洋子さん
過酷な生い立ちから政界に進出した女性。もしかしたら彼女はプーラン・デヴィのことではないでしょうか。まちがっていたら、ごめんなさい。
彼女は低カーストに生まれ、さまざまな地域的、個人的な虐待を受けて、後にダコイットと呼ばれる盗賊集団に加わります。彼女のことは「女盗賊プーラン」という本に詳しく書かれています。
殺人容疑で警察に追われ、投降して獄に囚われますが、恩赦を得て釈放されます。1996年、選挙に立候補して当選。国会議員になります。読み書きもまったくできなかったプーラン。
彼女は、ある日議員会館から出た所で、銃の乱射を受けて命を落とします。事実です。

山際素男氏にダコイットについて書かれた著書があります。プーランのことは出ていませんが、ダコイットの調査報告としては、僕の知る限り優れたものだと思います。さらに、インドの低カーストの実態、アウトカースト(不可触民)をハリジャン(神の子)と称して、差別を認めないとしながら、ヒンドゥー(ヒンドゥー教)から離脱できなかった、マハトマ・ガンディーに、現在も批判的な人々の聞き書きもあります。前者も後者も書名は自宅に帰らなければわかりません。
数年前に山際氏が当地に、葬儀社主催の講演に来られた事を後になって知りました。とても残念な思いをしました。

人間が人間として尊重される。インドはそのことを、今も「反面教師」として、僕たちに突きつけてきます。
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by yoyotei | 2009-11-17 00:49  

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