岡田知弘氏講演

「私たちが住んでいるこの地域で子どもたちは健やかに育っているだろうか」「お年よりは安心して暮らせているだろうか」「若い人たちは将来に希望をもって働いているだろうか」
 こうした問いかけをして、今年7月に「村上・岩船自治体研究会」を立ち上げました。具体的には、地域の経済、医療や福祉、市や村の財政や施策などの現状を資料的に把握し、課題を探り、対策を考えてみよう、いわば、かつての受験用の参考書にありましたように、私たちの住んでいるこの地域の「傾向と対策」について探っていこうとするものです。
 その、底流に流れている思いは、「一人ひとりが生き生きとして暮らしているか」という「問い」でもあります。 
 講師としておいでいただいた岡田先生につきましては、この後、くわしく紹介がありますが、今日の日中には、新潟市での講演もあり、お疲れのところを村上にまで足を運んでいただきました。ありがとうございます。
 先生の著書の中に、「地域づくりは、地域を知り、学ぶことからはじまる」とあります。また「地域の<宝物>を探し、つなぎあう取り組み」など、各地の実践的な取り組みを紹介されながら、「地域再生」への道筋を提示されています。そこにあるのは単に経済の再生だけにとどまらず、「一人ひとりが輝く地域づくり」ということが究極の目標だと、先生の著書から私なりに読み取らせていただきました。

 今夜の講演会は「村上・岩船自治体研究会」のはじめての事業ということでもあります。また、「村上市民ネットワーク」との共催事業でもあります。これからの私たちの活動の道しるべになるお話が聞けると期待しておりますし、そうした中から、私たちの地域のこれからをみなさんといっしょに考えるきっかけにもなるのではないかとも思っています。
 本日の講演会にご参加くださったお礼を申し上げてご挨拶といたします。ありがとうございます。
「暮らしと地域を考える講演会」(2011年10月29日)での私の冒頭の挨拶だ。
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 岡田知弘氏(京都大学大学院教授)の講演は、90分の時間では足りないほどの充実した内容の話だった。それを要約することは私にはできない。ただ、岡田氏が用意したレジュメからいくつかの項目を抜き出せば話のテーマと向かうべき方向の提示は見えると思う。
1 なぜ、いま、地域づくりが必要なのか。2 地域が「活性化」する、「豊か」になるとはどういうことか。3 一人ひとりの住民の生活を向上させる地域再生に向けた戦略。4 地域づくりは楽しいもの。
 講演の最後に「未来が其の胸中に在る者之を青年と云ふ 過去が其の胸中に在る者之を老年と云ふ」(『無天雑録』植木枝盛)との言葉が紹介された。過去の出来事に思いがさかのぼって行くことが多い、最近の自分を振りかえざるを得なかった。
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 講演後は岡田氏を囲んで飲み会となった。
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by yoyotei | 2011-10-31 19:33  

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